名古屋市の歯科医院 竹内歯科医院 名古屋市中村区名駅2-28-3



歯磨きの習慣について

歯磨きの「習慣」について(1)

まずこのホームペイジを読んで下さっているあなたに質問します

質問(1)毎日歯磨きをする時、「どのような姿勢で」歯を磨いていますか。?

□ 立って歯を磨く □ 座って歯を磨く
「立って歯を磨いて」いますか?、あるいは「座って歯を磨いて」いますか?
「そんなこと考えたこともないよ」。 「立って磨くに決まっているよ」・・・と言う返事が返ってきそうですね。
質問(2)毎日は磨きをする時、「どんな場所で」歯を磨いておられますか?

□ 洗面台の前で □ 居間や勉強部屋で
「洗面台の前」でしょうか?、あるいは「居間や勉強部屋」でしょうか?
「歯磨きは洗面台の前でするのに決まっているでしょう」という返事が返ってきそうですね。
質問(3)歯を磨く時、「歯磨きペースト」を使っていますか?

□ 歯磨きペーストを付ける □ 歯磨きペーストを付けない
歯を磨くには歯磨きペーストをつける人が多いようですが、貴方もその一人でしょうか?
以前から「歯磨き粉」という言葉があり、昔アルミ缶に粉末の歯磨き剤が入ったものが販売されていました。
現在、このような粉末の歯磨き剤は販売されておらず、チューブにペースト状の練り歯磨き剤が入ったもの
が主流だと思うのですが、何故か「歯磨き粉」という言葉だけが、今でも使われているようですね。
このホームペイジでは、チューブに入った<歯磨きペースト>という言葉を使うことにします。
では歯を磨くのに、歯ブラシに必ず歯磨きペーストを付けなければいけないでしょうか?
次のページは、数年前に、当院の初診患者さんにおこなった歯磨きの<習慣=スタイル>についてアンケート調査結果です。


次のページは、数年前に、当院の初診患者さんにおこなった歯磨きの<習慣=スタイル>についてアンケート調査結果です。↓↓↓

歯磨きの「習慣」について(2):アンケート調査「どこで?どのように?」

右のグラフは、歯磨きの<習慣>について、本院を訪れた140名の初診患者さん(男50人;女90人;平均年齢47.2歳)に対して行った、アンケート調査の結果です。
右のグラフは、歯磨きをする時の、<場所><歯磨剤の有無><姿勢><唾>について質問した結果で;
<場所>
・・・・・・洗面台のところ:128人(91.4%)
・・・・・・居間など 17人(12.0%)
<歯磨き剤>
・・・・・・付けて: 118人(84.3%)
・・・・・・付けないで: 21人(15.0%)
<姿勢>
・・・・・・立って: 128人(91.4%)
・・・・・・座って; 19人(13.6%)
<唾を>
・・・・・・吐き出しながら: 129人(92.1%)
・・・・・・呑みこんで: 28人(20.0%)


という結果でした。
(各項目の人数、%の合計が合わないのは両方に答えている人がいるからです)


以上の結果から、日本人の「歯磨き」のスタイルは・・・
「洗面台の前で」、 「歯ブラシに歯磨き剤をつけて」、
「泡や唾を吐き出しながら」、最後に「コップの水でうがいする」
というやり方にこだわっている人が圧倒的に多い、ということがわかりました。

歯磨きの「習慣」について(3):アンケート調査「どんな時に?」

次に、同じく140人に行ったアンケート調査
「どんな時に、歯磨きをしているか?」の質問に対して:
@朝食前・・・・・・ 40人 (28.6%)
A朝食後・・・・・・ 87人 (62,0%)
B昼食後・・・・・・ 40人 (28.6%)
C間食後・・・・・・ 7人 ( 5.0%)
D夕食後・・・・・・ 37人 (26.4%)
E就寝前・・・・・・ 88人 (62.8%)
でした。


★★ アンケート調査結果Aから分かったこと ★★
大部分の方は、 <朝食前後>と<夜就寝前>に磨くだけで、
昼食後にも、 間食(おやつ)の後にも、 夕食後にも 歯を磨いていない、
という実態でした。

歯磨きの「習慣」について(4):「座って磨き」「ながら磨き」のお勧め

そこで、当院では30年以上前から、このような歯磨きスタイルにこだわらないで、まず姿勢を「座って磨くスタイル」に変えることをお勧めしてきました。

歯磨き剤も付ける必要はありません。初めは唾を呑み込むのに抵抗感があるかもしれません。慣れるまでは、洗面台のところで、気がすむまで、ブラシに水をつけて、唾を吐き出しながら歯磨きを行い、その後、「座って」こまめに「唾を呑み込みながら」、磨いてみて下さい。

右の上の写真は、私が学校歯科医師として担当していた、名古屋市内の小学校の給食後の歯磨き風景です。担任の先生も、生徒も、給食後に教室で歯磨きをしていますが、「座ったまま」自分の座席で歯磨きを実践しています。「コップも歯磨き剤もなし」で、「唾を呑み込みながら」磨いています。ただ注意して頂きたいのは、口の外に歯ブラシで唾を飛び出させないよう、口を閉じた状態で磨きましょう。

歯磨きが終了したら、各自歯ブラシを洗面所の水道水で洗います。キャップ付きの歯ブラシを使い、磨き終わったら水道水で洗い、キャップを付けておきましょう。
言うまでもないことですが、見知らぬ他人のいるレストランなどでは慎むべきですが、気心の知れた家族のいる居間なら、談笑しながらでも、あるいはテレビを見ながらでも、磨くことも良いでしょう。勉部屋で本や雑誌を読みながら磨くこともできます。歯磨きペーストを付けなければ、泡を吐き出す必要がなくなるので、いちいち洗面台のところに行く必要がなくなります。このような習慣に慣れた人は、歯磨きにかける時間が非常に長くなり、しかもそれが苦痛ではなくなるのです。





歯磨きの「習慣」について(5):歯磨きにかける<時間は?>

次に「座って」磨く「何かしながら」磨く習慣ができた人と、「立って」磨く習慣に拘っている人の、歯磨きにかける時間についてアンケート調査してみました。その結果


<立って>磨く人は
10.3%の人1分以内、66.3%の人が5分位で、10分以上磨く人は23.3%でした。
<座って>磨く人は
1分以内の人はゼロ%で、5分位の人が17.4%あり、82.6%の人は10分以上磨いていました。




<立って>歯磨きをする人
<立って>歯磨きをする人

歯磨きの「習慣」について(6):きれいに磨けているか

歯磨きの習慣についていろいろ説明してきましたが、もっとも大切なことは
ーいったいどれぐらいきれいにみがけているかどうかー ですね。

それを調べる最も簡単な方法は、染色剤を使って、歯の表面の歯垢(歯苔)を染めだしを行い、磨きのこされた歯垢を付着度を調べることです。この歯垢付着度が「大きいほど磨き残しがあり」、「歯磨きの成績が悪い」ことになります。逆に歯垢付着度の「小さい」ほど「磨き残しが少なく」、「歯磨きの成績が良い」ということになります。


【立って】磨いている人:
歯垢付着度が高い人が多く、きれいに磨けていなかった
【座って】磨いていいる人:
歯垢付着度が低い人が多く、きれいに磨けていた。




歯磨きの「習慣」について(7):「ながら磨き」のお勧め

<いつでも><どこでも><食べたらその直後に><その場で>
歯磨きを実践する習慣にトライしましょう。
そのためには<キャップ付き歯ブラシ>を最低3本用意しましょう。それらを
(1)洗面所のところに置く。
(2)家庭内の、<筆立て>や<引き出しの中>にも常備する
(3)外出時用に上着の内ポケットやハンドバッグの中に入れておく


もし歯磨きというものを・・「洗面台の前に立って」、「歯磨きペーストを付けて」、「コップ片手に」、「泡や唾を吐き出しながら」・・行うものと決めつけていたらら、食事やおやつの後毎回歯磨きすることはとても不可能でしょう。このようなハミガキ・スタイルでは、結局、せいぜい朝食前後と就寝前に磨くのが精一杯になってしまいますね。
このような習慣について、見直すことをしないで、ただ歯磨きの技術指導だけを教えてきたのがこれまでの歯科の専門家ではなかったのではないでしょうか。
かつて<歯磨きは3・3・3で>などと言われたことがありましたね。「1日3回食事の後に」「3分以内に」「3分間」歯磨きをしましょう・・・。


そもそも「立った姿勢」で歯磨きを行うのは、歯磨きペースト(食磨き粉)を歯ブラシに付けて磨くという習慣があるからなのであり、口の中のアワや唾液を吐き出さなければならず、そのためには水を流せる洗面台の所に行かなければならないことになりますね。「ながら磨き」「その場磨き」を実践するためには、「歯磨き剤を使わないで」磨く習慣が必要になります。そうすれば「唾や泡を吐き出す必要がなくなり」「座って」居間や勉強部屋でも磨くことが出来るようになるのです。

 



歯磨きの「習慣」について(8):まとめ

<立って磨く>・・欠点が多い

(1)歯磨きにかける時間が短くなる
(早く済ませようとする)

(2)歯磨きペーストを付けて磨いているので、洗面台の前に行く必要がある

(3)毎食後に磨くのが面倒になる

(4)歯ブラシが「握り持ち」になり、「上腕や肩の筋肉」を使った動かし方になるため、歯間部の磨き残しがおきる。




<座って磨く・>・・利点が多い

(1)歯磨きにかける時間が長くなる
(落ち着いて磨く気持ちになる)

(2)洗面台の前に行かなくてよい。
居間や机の前でテレビを見ながら、本を読みながら磨くことができる

(3)食後に磨く習慣ができやすい

(4)歯ブラシを「お箸持ち」にして、「手首や指の筋肉」を使って動かす練習をすれば、歯間部などもきれいに磨けるようになる。





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