通常の歯周病はまず:<歯肉の炎症>として始まります。 |
「炎症」と言えば、典型的なものは<やけど=火傷>でおきる皮膚の炎症でしょう。これならばなら素人の方でもすぐに分かることでしょう。 残念ながら初期の<歯肉の炎症>は、<やけど>のように症状が強くないため、気がつかないことが多いのです。 初期の歯肉の炎症が気がつかれにくいもう一つの理由が、本来の<健全な歯肉>とはどんな状態なのか、知らない人が多いからではないでしょうか では<健全な歯肉>とは: 「うすいピンク色」で、歯の中央部分はU字形をしており、歯と歯の間の部分は細いV字形の形をしています。外観的に引き締まっており、もともと掌(てのひら)の皮膚と同じくらい丈夫な組織です。写真【A】 しかし<初期の歯肉炎>になると: 「赤くなり」「膨れて」きます。歯ブラシで触ると「痛み」を感じたり、容易に歯ブラシで「傷つきやい」状態になります。さらに放置すると、「増殖」状態となり、歯を磨いたり、硬いリンゴをかじったりすると「出血しやすくなる」こともあります。写真【B】 あなたも是非自分の歯肉を鏡で観察してみて下さい。 |